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大沼の天文コラム

星雲星団の楽しみ方

夜空にはかすかな光を放つ星雲や私たちの銀河系の外にある銀河、沢山の星が集まって輝いている星団など、多くの天体があります。距離や大きさは様々で、肉眼でもはっきり見える明るいものから、大望遠鏡でやっと観測できるような暗いものまで様々です。

18世紀のフランスの天文学者シャルル・メシエは、彗星の発見を目指しちいさな望遠鏡で夜な夜な天体観測を行っていました。その際、彗星と紛らわしい天体をリストアップしたのがメシエカタログと言われる星雲や星団や銀河のリストでした。

メシエ(Messier)の頭文字をとり、そのカタログのリスト順に番号が付けられています。

欠番もありますが、メシエカタログには、M1からM110まで、100以上の天体が整理されています。カタログが作られた18世紀の天体望遠鏡の性能は粗末だったため、私たちの小型望遠鏡でも楽しめる沢山の天体が含まれています。

メシエ天体には、さまざまな種類の星雲星団銀河がありますが、下記の通りです。

散光星雲散光星雲(観察難易度:明るいものは比較的簡単に観察できる)

宇宙に漂う星間ガスや塵が近くにある星の光に照らされたり励起されて輝いているものを散光星雲という。次々と星が産まれている場所、星が一生の最後に放出したガスが輝いている惑星状星雲や大きな星が一生の最後に起こす超新星爆発の跡である超新星残骸など色々なものがある。


散開星団(観察難易度:肉眼で観察できるものもあり見つけやすい)

ほぼ同時期に同じ場所で産まれた若い星が数十から数百個群れている星の集団、いずれちりぢりばらばらになる。

星の元に成る星間ガスが沢山ある銀河系の円盤部分に分布しているので、天の川に沿った場所に沢山分布している。


球状星団(観察難易度:散開星団より見つけにくいが夜空の暗い場所なら肉眼でも存在が確認できるものもある。)

数十万から百万個の星が球状に密集した星団で誕生から百億年以上経過していて年老いた星が多い。銀河系の周辺にまとわりつくように分布し、天の川の周辺に特に多く観察できる。


系外銀河 (観察難易度 秋のアンドロメダ銀河を除くと難易度が高いものが多い。)

私たちの銀河系(1000億の恒星の大集団)の外にある他の銀河系、宇宙全体には1,000億の銀河があると言われている。銀河の円盤方向は私たちの銀河系自体の星やガスに阻まれ見えない。銀河系の外に対して見通しの良い、春と秋の夜空に沢山存在する。


 

星雲星団の探し方。

星座の星の並びと星図を見て、しっかりと場所を把握してください。そして天体望遠鏡をその方向に向けてください。望遠鏡の倍率はもっとも低い倍率にして視野を広くしてください。そうしないと視界にはなかなか入ってきません。一部の星雲星団を除き、星雲星団が綺麗に見える倍率は、20倍から数十倍の低い倍率です。高い倍率を掛けると暗くなってしまい美しく見えません。

暗いメシエ天体を見つけるには詳しい星図が必要なものもあります。
ネットで星図を入手したり、プラネタリウムソフトなどを購入するのも良いでしょう。

ネットでダウンロードできる星図
http://ia600300.us.archive.org/29/items/Mag_7_Star_Atlas/Mag_7_Star_Atlas.pdf

滝星図(6.5等)
http://www.geocities.jp/toshimi_taki/atlas/atlas_jp.htm

滝星図(8.5等)
http://www.geocities.jp/toshimi_taki/index.htm

 

市街地でも見えるものもありますが、星空の美しい場所で月の出ていない晩に見れば、市街地で見るよりずっと美しい姿を観察できるでしょう。

多くの星雲星団は、非常に淡いので暗闇にしっかり眼を慣らしてからでないと良くみえません。一度見て良く見えなくても、何度も見ているうちに眼が鍛えられ、良く見えるようになってきます。根気よく観察してみてください。また最初は、観測の難易度の低い、明るく見つけやすいものから挑戦してみてください。

 

観測の難易度

Aランク(難易度高い/星空が暗い山や海で)
M51(系外銀河/子持ち銀河、M81(系外銀河)、M82(系外銀河)、M33(系外銀河)、M57(惑星状星雲/ドーナツ星雲) 、M97(惑星状星雲/ ふくろう星雲) 

Bランク(やや難易度が高い/星空が暗い山や海で)
M27(惑星状星雲/あれい星雲)、さそり座M4(球状星団)、かみのけ座M53(球状星団)
M1(超新星残骸/かに星雲)、りょうけん座M3(球状星団)

Cランク (難易度はふつう/星空が暗い場所であれば、肉眼でも存在が確認できる。)
M13(ヘルクレス座球状星団) 、いて座M8 (散光星雲 /干潟星雲) 、いて座M20(散光星雲/三裂星雲)、かに座M44(散開星団/プレセぺ星団)カシオペア座NGC869/884(散開星団/二重星団)、 ふたご座M35(散開星団)、おおいぬ座M41(散開星団)、いて座M23(散開星団)

Dランク(難易度 やさしい/星空が暗い場所であれば肉眼でも簡単に見つかる)
M31(系外銀河/アンドロメダ銀河) 、M42,M43(散光星雲/オリオン大星雲) M45(散開星団/プレアデス星団)、Mel25(散開星団/ヒアデス星団)、おおぐま座運動星団、Mel111(散開星団/かみのけ座)、Mel20(散開星団/ペルセウス座のアルゲニブ周辺の星団)

 

星雲星団銀河の捜索星図(画像をクリックすると拡大します)

オリオン座周辺図(冬の星座周辺なので、秋から冬に掛けて観測しやすいです)
オリオン

おおぐま周辺星図(北極星の周辺なので、ほぼ一年中観測が可能です)ヘルクレス周辺星図(基本的に夏に良く見える星座なので、夏から秋口に観測しやすい時間帯に見られます。3月に見ようとすると午前3時に早起きしてみることになります。)
ヘルクレス

(文・図版: 代表 大沼 崇)

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