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ラプトル

スコープテック ルージュ200天体望遠鏡セット

発売記念特価 69,800円(税・送料・手数料込)

鏡筒+ドブソニアン架台+接眼レンズ『星空観察ガイド』 のセットです。

発送まで5営業日ほどいただいております。

※ルージュ200は梱包サイズが大きいため(14kg × 2箱)、通常のヤマト運輸ではなく、佐川急便でお届けいたします。

※代金引換決済がご利用いただけません。クレジットカードもしくは銀行振込をご利用ください。

返品期限、返品条件についてはこちらをごらんください。

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オプション スマホでカンタン月面撮影 「ユニバーサルクリップアダプタ」3,680円

オプション 星座早見ソフト「スーパースター for Scopetech」980円(オプション特価/通常1,680円)

オプション 光軸修正用アイピース(簡易タイプ) +2,243円

オプション 光軸修正用アイピース(CHESIREタイプ) +6,048円

オプション 光軸修正読本 +1,188円

オプション 接眼レンズLVW5mm(240倍/在庫限り特価)
18,000円

オプション 接眼レンズLVW8mm(150倍/在庫限り特価)
18,000円

セット内容について

鏡筒、架台、接眼レンズなどのセットです。 『星空観察ガイド』も付属します。

それに加え、星座早見ソフト「スーパースター for Scopetech」などのオプションもお選びいただけます。

商品詳細

主鏡: 口径203mm 焦点距離1200mm(F6)ニュートン式反射/高精度増反射アルミメッキミラー保護コート付/レーザー干渉計で個別検査/焦点面波面誤差PV=1/6λ以内(面精度PV=1/12λ以内)/主鏡センターマーク付

斜鏡: 短径52mm/中央遮蔽径52mm/直径比中央遮蔽率26%/面積比中央遮蔽率6.76%

接眼レンズの差し込み径: 50.2mm(2インチ) および 31.7mm(付属のスリーブアダプターにて対応)

合焦機構:クレイフォード式 デュアルスピードフォーカサー (1/10)

ファインダー: 8x50 光学ファインダー

接眼レンズ1 SuperView30mm (40倍/50.2mm径/見掛視界68度/フルマルチコート)  

接眼レンズ2 PL12mm (100倍、付属の2倍バローレンズを介して200倍/31.7mm径/見掛視界45度/フルマルチコート)

架台 上下水平軸ベアリング支持フリーストップドブソニアン式経緯台

その他付属品: 2倍バローレンズ、2インチ延長筒、スリーブアダプタ、主鏡クーリングファン(組込済み)と電池ボックス、取扱説明書、オリジナルの「星空観察ガイド」(オールカラー51ページ) 、鏡筒キャップ、接眼キャップ

総重量: 23kg(鏡筒11kg/ドブソニアン架台12kg)

生産国: 台湾 (架台部の最終組立および検品:日本)

梱包サイズ(鏡筒): 128cm x 40cm x 32cm 梱包総重量14㎏

梱包サイズ(架台): 54cm x 54cm x75cm 梱包総重量14㎏

製品寸法: 鏡筒長さ119cm 鏡筒パイプ径230mm(対物側トップリング径240mm) 左右耳軸間の長さ400mm 下記写真の通り

保証期間

保証期間は3年です。

ルージュ200はどんなユーザーを想定しているのか

ルージュ200の企画にあたって想定したのは、すでに小型望遠鏡で様々な天体を観察し、初心者から中級者にステップアップしようというユーザーです。

ラプトルシリーズやアトラスシリーズなどの入門用望遠鏡の基本的な操作に習熟し、望遠鏡を使った天体観察の楽しみ方や星空の基礎知識を習得している事がルージュ200を使用する際の前提条件となります。具体的には、

・星座の並びや星の動きについての基礎知識がある。

・ウェブサイト、星座早見、プラネタリウムソフト等を使って星雲・星団・銀河や、動き回る惑星の場所を調べることができる。

・それらの天体を実際の星空の下で望遠鏡の狭い視界の中に導くだけの基本的な望遠鏡操作のスキルがある。

といった知識と技術が必要です。

ルージュ200のサイズについて

ルージュ200は口径200mmのドブソニアン望遠鏡で、ラプトルやアトラスといった望遠鏡と比べると大きいです。

とはいえ、望遠鏡の筒を立ててしまえば部屋の隅に置いておける程の大きさです。また、ハッチバックタイプの普通自動車なら、後席を倒して荷室を広げることで、大抵の場合は積み込むことができます。(この望遠鏡購入前にサイズは良くご検討ください。)

口径200mmの望遠鏡は、鏡筒を立ててしまえば、底面が占める床面積は、ラプトル50の三脚を開いた時に作られた三角形の面積より小さい程です。

それからすれば、ルージュ200は一般的な住宅に住む方にとっては、無理せずに持てる最大サイズの望遠鏡といえます。

一般的なドブソニアン望遠鏡にはさらに大きな口径300mm、400mm以上という巨大なものも存在しますが、印象的には大型冷蔵庫並みの大きさです。部屋に置いても威圧感もでてきますし、なによりかなり重くなってくるので、望遠鏡の出し入れを一人で行うのは難しくなってきます。

200mmの望遠鏡であれば、鏡筒と架台を別々にすれば、一人でも運ぶことができます。出し入れという点でも200mmのドブソニアン望遠鏡は無理のない選択肢と言えます。

ルージュ200のミラー(主鏡および斜鏡)について

スコープテック製品としては初の台湾製の望遠鏡であり、初のニュートン式反射望遠鏡です。

すべての鏡面についてレーザー干渉計による検査を通しています。斜鏡と合わせた焦点面での誤差でも光の波長の1/6以内という高精度な仕様で、これだけの精度が保証されている事こそが、安価なニュートン式反射鏡との最大の違いといえます。

主鏡は直径比約1/7の厚みの光学ガラスを使用し仰角の変化による主鏡の歪みを最小限におさえています。

主鏡と斜鏡の基材に泡や異物が少なく均質性に優れた光学ガラス(BK7)を採用しています。さらに口径比(F値)を6に設定し、周辺部でもコマ収差が少なく、明るい視界を実現しています。また、長年にわたり初期の反射率を維持できるよう増反射メッキにSiO2保護コートを施しました。

このミラーは面精度PV=1/12λ以内(つまり、光の波長の長さの1/12以内)という高精度で磨かれています。主鏡単体で考えると、放物面からのズレは毛髪の太さの1/2000しかないという精度です。

ニュートン式反射望遠鏡のメリットは、安価に20cmを超える大口径を作れることです。大口径の望遠鏡は小口径の望遠鏡を集光力という点で大きく上回り、集光力のアップによって観察できる範囲や対象は大きく広がります。

すでにご存知かもしれませんが、スコープテックが望遠鏡を作るうえで大切にしているのが、「1、よく見えること」と、「2、使いやすいこと」。反射望遠鏡が「1、よく見える」ためには主鏡が高い精度で磨かれていることがまず第一の条件です。

主鏡は正確な放物面の形に磨かれる必要があります。そこから光の波長の1/4以上(わずか10000分の2mm)ずれてしまうと、ずれた光の波同士はかえって打ち消しあい、星像を結ぶ光は弱められます。光が弱まればせっかくの集光力も意味がありません。

ルージュ200の架台(経緯台)について

ニュートン式の反射望遠鏡を、簡易型の経緯台に収めたのがドブソニアン望遠鏡です。

低倍率で星雲星団を観察するだけのドブソニアンであれば、架台の動きが多少渋くても、キックバックが大きくても大きな問題になりません。しかしスコープテックのルージュ200が目指したのは、200倍を超える倍率での惑星観測を想定した高性能なドブソニアンです。

架台の動きが滑らかでなく、キックバックがあるようなものでは高倍率での観測を快適に行うことはできません。ミラーの精度や筒の精度を高めるだけでは片手落ちです。

しつこいようですが、スコープテックが望遠鏡を作るうえで大切にしているのは「1、よく見えること」と、「2、使いやすいこと」。架台の動きの精度を高めることなしに、「2、使いやすいこと」は実現しません。

そこでルージュ200には、通常30センチを超える大型のドブソニアン望遠鏡の経緯台にしか使われていない高度なパーツを採用しました。水平軸は大径スラストローラーベアリングを採用し、高倍率で観測する際にキックバック(動きを止めた際の反動)の少ない優れた使用感を実現しています。


上下回転部はボールベアリングで支持され、剛性が高いので歪みやたわみがほとんどありません。観測時の使用感は極めて滑らかです。

大型ハンドルの締め込みにより回転軸の重さを自在に調節可能です。回転軸と鏡筒の取り付け部分は、六角レンチで支持位置を前後±3cmの調整が可能になっています。大型の接眼レンズを載せた際に、鏡筒の前後のバランスを調整できます。

上下の回転軸が滑らかに動く状態のとき、重い接眼レンズを鏡筒につけるとシーソーのようにバランスが崩れて鏡筒が動いてしまうため、使用感は著しく損なわれます。

安価なドブソニアンにおいてバランス調整の機構は省かれがちですが、ドブソニアン望遠鏡に様々な接眼レンズを組み合わせる際には必須の装備だと考えました。

水平回転軸は、大径のスラストベアリングによって支えられています。中央のノブを占める事によりテフロン製のフリクション板に押し付けられて、好みの固さに調整が可能です。

直径30センチほどの大径のスラストベアリングで支えているので、軸のフラつきは皆無。テンションを緩めれば、風を受けて回ってしまうほどのスムーズさです。


架台については、出荷の直前に行う最終組立と検査・調整を日本の天体望遠鏡工場で行うことで、バラツキの無い高い品質を担保しています。

ルージュ200の接眼部について


合焦機構にはクレイフォード式フォーカサーを採用。クレイフォード式は、フリクション(摩擦)によってドローチューブを繰り出す方式です。これに、コストダウンのために省かれがちなデュアルスピードのフォーカスノブを標準装備しました。

デュアルスピードのフォーカスノブは、ピント調整の際に通常のスピードでドローチューブを繰り出すノブのほかに、1/10のスピードで動かすノブを備えています。1/10スピードのフォーカスノブは、高倍率で惑星を見るときなどに、シビアなピント調整をするのに役立ちます。

ドローチューブをベアリング4個とローラーによるフリクションで保持し、アソビやバックラッシュをできる限り抑えました。合焦テンション調整ネジやストッパーネジを標準装備しています。

全機種に真鍮リング締付式の31.7mm変換アダプターが標準付属していますので、差込径50.8mmの大型の接眼レンズから差込径31.7mmのアメリカンサイズの接眼レンズまで幅広くお使いいただけます。

ルージュ200の鏡筒について

ドブソニアン望遠鏡に採用される鏡筒は、トラス型と呼ばれる、骨組みだけの鏡筒が多いです。骨組みだけの鏡筒は分解できるため、持ち運びには便利かもしれませんが、迷光対策という点で不十分です。

特に市街地で観察する際には、街頭などの光が様々な方向からさし込むため、骨組みだけの状態では、コントラストが著しく低下します。

ルージュの鏡筒は筒型です。筒型にすることで、市街地での街灯等からの光をシャットアウトし、鏡筒内部の暗さを保ち、高いコントラストの視界を実現します。

斜鏡の保持には、焦点像への悪影響と強度のバランスを考え、厚み0.75mm、4本足薄型羽型スパイダーを採用しています。

鏡筒素材、トップリングや主鏡セルなどの部品は全て金属製で、内面は丁寧な黒色塗装がされています。

ルージュ200の光軸調整装置と主鏡セル


主・斜鏡セルには光軸調整装置が装備されています。

主鏡セルの光軸修正ネジは手で回せるノブがついていますから、工具を使わずに調整が可能です。主鏡セルは、温度順応を考え空気の通りが良い構造としています。

光軸は比較的狂いにくい構造になっていますが、良像確保のため定期的に光軸修正を行なってください。

温度順応の早い、空気の通る主鏡セルと電動ファンを装備しました。

反射望遠鏡は、ミラーの温度が外気温に順応しないと、望遠鏡の鏡筒内で空気の対流が生まれ、観測する際に像をボヤかしてしまいます。その外気温への順応を早めるために、風通しの良いシースルー構造の主鏡セルを採用し、筒内の空気の入れ替えを促す電動ファンを装備しました。

口径50mmの大型ファインダー


全面マルチコートされた明るい8×50mmの大型ファインダーは星雲や星団など暗い天体の対象の導入に威力を発揮。ファインダー脚には便利なアリガタ・アリミゾ式を採用しており、収納時や移動時に簡単に取り外せる構造になっています。ファインダーの光軸調整はスプリングを併用したXY(タテヨコ)調整機構を採用しており、通常の3点調整式のファインダー調整が苦手な方でも簡単に光軸合わせが可能です。

付属の接眼レンズについて

低倍率側は、極めて見かけ視界の広い接眼レンズが付属します。また低倍率の接眼レンズを選定するにあたり、設定倍率を射出瞳径5mm(40倍)とし、やや光害の残る日本の空でも星雲星団の見易い(良く見える)接眼レンズを付属させました。

メガネ使用者でも快適な観測ができる。 高倍率側の接眼レンズの焦点距離は12mm(100倍)とし、メガネを使用している人でも覗けるアイリリーフを確保し、付属のバローレンズを組み合わせれば、そのまま200倍の倍率を使用できる設定としました。

天体はどのように見えるのか

ルージュ200を通して見える宇宙の姿は、小型望遠鏡しか覗いた事のない人にとっては、異次元といえる驚くべき見え方です。口径20センチの反射望遠鏡は、アマチュアで天体観測をする人が持つ望遠鏡としては、大型望遠鏡の入口といえる存在でしょう。

ルージュ200で見る天体は、ラプトルやアトラスなど、5~8センチの小型望遠鏡で見る天体とどう違うのか検証してみましょう。

小型望遠鏡: 月面にびっしり並ぶクレーターが見えます。

ルージュ200: クレーターは条件が良ければ、数キロ以下のものまで見え、小型望遠鏡で平に見えていた大型クレーターの底に針で突いたような小さなクレーターが見えてきたり、クレーターの底の細かい谷や起伏が手にとるように見えてきたりします。

木星

小型望遠鏡: 二本から数本の縞模様が見えます。4つの衛星が見えます。

ルージュ200: 縞に重なる渦や、吹き流しのような模様や、小型望遠鏡では見えなかったり見えてもはっきりしなかった大赤斑が、いとも簡単に見えます。解像力の大幅な向上により、木星の周りを周回する四つの衛星は、ひとつひとつが大きさが違う事が分かるほどです。

土星

小型望遠鏡: A環、B環が見え、6cm、100倍以上ならカッシーニの空隙が見えます。8cmなら本体表面の模様が見えてきます。衛星はタイタン一つが見えます。

ルージュ200: リングが複雑な構造をしている事が分かります。A環、B環がレコードの溝のようなカッシーニの空隙で区切られ、条件が最良の時であれば、一番内側の半透明のC環が黒いセロファンのように見え、ABCの三つのコンビネーションになっているのが分かります。

本体は、極の部分が薄暗く、木星に比べて見えにくい縞模様がよりはっきり分かります。衛星は、数個の衛星が見え、木星よりも賑やかな感じになります。

火星 (2018年7月に大接近します!)

小型望遠鏡: ラプトル50では、前回の中接近の時に表面の黒い模様と極冠が確認できました。

(他社の50mmや60mmでは、火星の模様はほどんど見えませんから、これはこれですごい事です。)

ルージュ200: 極冠上空にかかる雲や、朝が来た部分にかかる雲や、局地的に発生した砂嵐の片鱗も見る事ができます。

(このあたりの気象現象に関しては50~80mmの望遠鏡では、高精度なラプトルやアトラスでも厳しいです。200mmで見える火星は、かなり面白く、高い精度の光学系の「ルージュ200」の大口径の威力はかなりのものです。)

星雲・星団 その1 星雲

小型望遠鏡: ラプトル50でも、星空が美しい場所でみれば、オリオン星雲は小鳥が羽を広げたような星雲の広がりを見る事ができとても美しいです。一方、星雲の複雑な濃淡までは見えません。

ルージュ200: 星空が美しい場所でみれば、羽の部分は、色がついて見えます。ルージュ200では羽の部分が緑色に着色して見えます。星雲の複雑な濃淡を観察することができます。ベールが複雑にうねるような美しい眺めはしばし見惚れてしまうような美しさです。

(くちばし部分の色は40センチを超える望遠鏡でないと見えません。羽の部分であっても、目の感度特性には個人差があり、40センチでも色が見えない人もいます。)

星雲・星団 その2 散開星団

小型望遠鏡: 小さめの散開星団に関しては観察そのものが困難です。

ルージュ200: それこそ宝石箱のようなきらめきが見えます。特筆すべきは、星団によっては、星団を構成する微光星の色の違いが際立つこと。青っぽい星、黄色みを帯びた星、赤っぽい星、小型望遠鏡では見えなかった微光星の色の違いが際立って見えてきます。

星雲・星団 その3 球状星団

小型望遠鏡: いくつかぼやっと見えるものはあるものの、名前のように球状にぎっしり集まった星団として見えるものはありません。

ルージュ200: 中倍率の接眼レンズを装着して見れば、大型の球状星団はぎっしりと無数の星が集まった素晴らしい姿が見えてきます。

星雲・星団 その4 系外銀河

小型望遠鏡: 集光力が限られているため比較的苦手。メシエ番号の振られたもののうちで比較的明るいものだけが対象で、見えるといっても物足りない感じがするものが大部分です。

ルージュ200: 集光力は肉眼の800倍以上なのでかなり良く見えます。明るめの銀河は渦巻き状の構造や、形状がかなりはっきり確認できます。

しし座やおとめ座など銀河がたくさん点在する部分も低倍率で流していると、米粒のようなとても遠い系外銀河がいくつも視界に入ってきて圧巻な眺め。ひとつひとつが太陽のような恒星の大集団だと思うと、向こうからもこちらを覗いている人がいるのかも...と想像してしまいます。

ドブソニアン望遠鏡の歴史

天体望遠鏡は口径が大きくなればなるほど高価になります。口径15センチを超えるような望遠鏡は、とても高価でした。給料を何ヶ月分も貯めないと買えないような代物でした。

そこでなんとか大口径の反射望遠鏡をやすく作れないかと、アメリカ人のジョン・ロウリー・ドブソン氏により発明されたのがドブソニアン望遠鏡です。ドブソニアン望遠鏡は、もともと見え味に定評のあるニュートン式の反射望遠鏡を、簡易型のフリーストップの経緯台に収めたもので、架台部の構造を三脚を省き微動装置を省くことにより、大幅にコストダウンしたものです。

このドブソニアン望遠鏡は1980年代に入るとアメリカで爆発的にヒットし、日曜大工的な工作で架台を作れる事から数々の自作のドブソニアン望遠鏡が作られるようになりました。反射望遠鏡に反射鏡などの光学系はメーカーから入手し、架台や望遠鏡本体を日曜大工的部材を使って自分で望遠鏡を作るという新たな趣味工作です。

そして人の常で、となりと競争しているうちに、中には口径1メートルを超すような巨大なドブソニアンも作られるようになったのです。素人工作故に、性能的に数々の問題を抱えたものも多かったと聞きます。またメーカー製も含めドブソニアンに使われるミラーは、一般的にミラーの厚みが精度を保持するには、薄かったり、研磨精度が低く、シャープに見えるのは低倍率から中倍率までのものが多かったのです。

ただそれまで趣味で天体観測を楽しむ人がせいぜい口径6センチから15センチだった望遠鏡の口径が、20センチ、30センチの望遠鏡でも一般の人の手に届くものになり、星雲星団の観測では、小口径では見えない見事な天体像を見せることもあり、大口径を一般の人の届くところにしたというのは、この望遠鏡のとても大きな功績でした。

80年台半ばに差し掛かると、アメリカのメーカーを中心に、メーカー製のドブソニアン望遠鏡が登場し、日本にも輸入が始まると同時に、日本でも自作で作る方が増えてきました。

望遠鏡メーカーがドブソニアンを作るようになり、ドブソニアンも進化を遂げていきます。その中で特筆すべきドブソニアン望遠鏡がバックヤードプロダクツの横尾氏と笠井トレーディングの笠井氏によって作られます。笠井トレーディングのNinjaシリーズです。GFRP製の3分割鏡筒で高精度の反射鏡を使用したNinjaは、高倍率を掛けて惑星を見てもとても見え味がよく世界中に輸出されました。価格はドブソニアンとしては高価格でしたが、多くのファンを生み出したのです。

現在のドブソニアン

現在は、多くのメーカー製のドブソニアンが作られるようになり、玉石混淆いろいろなドブソニアン望遠鏡が作られるようになりました。

反射望遠鏡の主鏡は、高精度な放物面に仕上げられなければなりません。また高い面精度を維持するために、傾けても自重で主鏡がたわまないように、主鏡は充分に厚いガラスである必要があります。

ドブソニアンの主鏡は軽量化の要請やコストの問題から、これらの点で妥協をしていることが少なくありません。まずほとんどのドブソニアンでは、通常の反射望遠鏡よりも精度が低く薄い主鏡が用いられています。望遠鏡本体や、光学系を収める部分などの精密さを犠牲にしている分、この光軸合わせの作業も難しいものとなっていたり、光軸を合わせてもすぐに狂ってしまうものも数多く見受けられます。

反射望遠鏡は主鏡の各部分からやってくる光の波が強め合うことによって光を明るくします。もし主鏡の精度が正確なパラボラ面から光の波長の長さ1/4以上(たった10000分の1mmから10000分の2mm)ずれてしまうと、ずれた光の波同士はかえって打ち消しあいます。

主鏡の精度を犠牲にしすぎれば実際には大口径にする意味が失われてしまうことになります。ドブソニアンは鏡筒をコンパクトにするためもあり、短い焦点距離をもつ主鏡が用いられることも多いのですが、こうした短焦点の主鏡はむしろより精度が必要とされます。

写真には撮れても…

昨今、土星や木星の撮影において、数百枚から数千枚の惑星像を望遠鏡に取り付けた動画カメラによって取得し、パソコン上で重ね合わせてひと昔前の探査機が撮影したと見紛うような素晴らしい天体写真が取られるようになりました。

それらの望遠鏡の光学系の精度を調べてみると、眼視観測に置いては決してよく見えるとは言えない望遠鏡が使われており、こんな精度の低い光学系でこんな写真が撮れるのかと驚きます。

しかし、これはパソコン上での画像処理で画像を重ね合わせ、表面の模様をあぶり出した結果であり、その素晴らしい天体像を撮影した望遠鏡で惑星を観測しても同じような細部まで惑星表面の模様が見えるわけではありません。

眼視観測で惑星が良く見える望遠鏡に必要なもの

眼視観測で惑星の模様が細部までよく見える望遠鏡を作るには、高精度に磨かれた反射鏡は必須なのです。人間の目は、一瞬一瞬の光をとらえるだけですから、その一瞬一瞬に得られる像の解像力や模様のコントラストが高くなければ、見える模様も見えないのです。そういう意味でごまかしが効きません。光学的な精度としてとてもハイレベルなものを要求されるのです。

ドブソニアン望遠鏡 購入時の注意点

ここまで読ませて置いて、こんな事を書くのは酷いかもしれませんが、最初の入門機としてはこの望遠鏡「ルージュ200」は適しません。

最初に所有する望遠鏡としてこの望遠鏡を買ったら、ほとんど人は挫折してしまいます。またこの望遠鏡一台だけ買えば、すべてが済むかというとそんな事はありません。天体観測を楽しむにあたり、この望遠鏡以外に、準備も運び出すのも面倒でない小型の望遠鏡は必須です。

これから天体観測を楽しみたい、はじめたいという方は、ラプトルシリーズやアトラスシリーズを購入し、天体への親しみ方を一つ一つ丁寧にステップアップしていく事が必要です。そうするうちに、やがて「ルージュ200」で宇宙を自由に飛び回るスキルが備わります。

『ルージュ200』のデメリットを連ねていきます。

・反射望遠鏡は自分で光軸修正ができないと使えません。

ルージュ200は、反射式望遠鏡です。光軸が狂いにくくしてあるとはいえ、ラプトルやアトラスといった屈折望遠鏡に比べると光軸は狂いやすく、そんな時に自分で光軸修正ができないと本来の性能が発揮できません。光軸がずれやすい上に、光軸のズレに敏感で、屈折望遠鏡と比べると同じズレに対して2倍像が悪化します。

非常に難しいというものではありませんが、光軸修正のスキルを取得しないと使いこなせないと考えてください。まずは辛抱強く望遠鏡に向き合う必要があります。(※もちろん説明書では光軸修正について詳しく説明していますし、フリーダイヤルでのサポートもあります。)

・口径20センチの望遠鏡は手軽ではない。

スコープテックのラプトル50は1.5キロ、アトラス80でも7キロ未満です。三脚を開けばすぐに使える手軽さがあります。一方ルージュは、全体重量が20キロあるばかりでなく大柄です。庭先にパッと出してパッとしまえる気軽さがありません。

・部屋から出してもすぐには使えない。反射望遠鏡は温度順応しないと『まともに見えません』

・星雲星団の場所や惑星の位置をまだ見つけた事がない初心者には決して使いこなせません。

まだ望遠鏡を使った事がない人がこの望遠鏡を買うと大変な苦労をします。大柄で重量があるので出すのも大変、調整も時には自分でしなくてはいけません。

星の動きも、星座も知らない初心者がこの望遠鏡を使うのはハードルが高すぎます。入門機である、ラプトルやアトラスで、天体観測の基本を覚えてからでないとこの望遠鏡で「星空」を楽しむ事はできません。

免許取り立ての初心者が、スポーツカーに乗っても楽しめないのと同じ事です。ハンディでセッテイングの手間もないラプトルやアトラスといった天体望遠鏡で、様々な天体の位置を調べて、星座も自然に覚えて、一通り楽しんでからのステップアップがこの望遠鏡であると認識してください。ラプトルやアトラスで楽にいろんな天体を見られるようになったら、この望遠鏡の「出番」です。

まずは、性能の良い小型の屈折式望遠鏡で星空を楽しんで頂き、いろいろ覚えてください。そして将来ルージュ200を購入したとしても、ちゃんと作られた小型望遠鏡は、手軽な普段使いの望遠鏡としてずっと活躍してくれるのですから、無駄にはなりません。

SCOPETECH 星空観察ガイド

スコープテックの代表、大沼崇が自ら執筆、藤井旭氏が監修し、星の手帖社が編集したA4オールカラー51ページの、オリジナル『星空観察ガイド』が付属します。詳しい内容は左の写真をクリック。


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