スコープテック ゼロ

三脚は別売です。

価格 37,800円(税・送料込)

入門者から上級者までお使いいただける微動装置付きフリーストップ経緯台です。

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1、エンブレムシールのデザインをお選びください。

  アルファベット赤                 
アルファベットグレー
数字赤
数字グレー

2、三脚アダプタ、三脚、微動ハンドルは本体に付属しませんので、必要な方は下記よりお選びください。


<三脚アダプタ>(ネジ2本とレンチが付属)

※ご注文前に、コラム:「ゼロの三脚アダプタについて」を必ずお読みください。

  45mm(ビクセン互換)+3,680円             
60mm(Skywatcher/旧ビクセン等互換)+3,680円

<三脚>

※ご注文前に、コラム:「ゼロの三脚について」を必ずお読みください。

  軽量三脚(3/8インチネジ接続)+7,700円
強化三脚(パイプ径38mm)+13,900円
(別途、上記の「三脚アダプタ 60mm 」が必要です)

<微動ハンドル>(上下と水平で2本必要です)

※ご注文前に、コラム:「ゼロの微動ハンドルについて」を必ずお読みください。

  フレキシブル490mm +1,760円      
フレキシブル370mm +1,540円
フレキシブル250mm +1,430円
微動短棒 +990円


写真で見るゼロ

下の写真をクリックすると拡大表示します。

使いやすく、コンパクトかつ頑丈で、汎用性が高い経緯台

スコープテックゼロの開発にあたり、私たちは下記の3点を追求しました。

1、使いやすいこと
2、コンパクトかつ頑丈であること
3、汎用性が高いこと

1、ゼロが追求した使いやすさ

非常に滑らかな「粗動」+ それをサポートする「微動」

通常、望遠鏡を目当ての天体に向けて観察するとき「導入」と「追尾」という動作を行います。この「導入」と「追尾」をスムーズに行うために、多くの経緯台には「粗動(そどう)」と「微動(びどう)」という機能が備わっています。

「粗動」とは文字通り大きな動きで「微動」とは、「微動装置」という仕組みを使って行う細かい動きです。天体を導入する際には、粗動で大体の方向に望遠鏡を向け、微動でその方向を正確に追い込みます。そして、そのまま微動を使って天体を追尾します。これは天体観察においては「定番」といえる動作です。

最近は「粗動」をできる限り滑らかに作り、微動装置を省略したタイプの経緯台も増えてきました。その一方で「とはいえ、やはり微動装置があったほうが便利だ」という声も聞こえてきます。

ゼロの粗動も非常に滑らかです。慣れてしまえば、だいたい100倍くらいまでの倍率で、導入と追尾が行えます。器用な人なら200倍程度でも可能です。

さらにその上で、ゼロには微動装置を搭載しました。導入・追尾していく中で、粗動だけではキツいと思ったら、今度は微動に切り替えることができます。

この微動装置は軽量化との引き換えに、歯車が小さく、歯の数も一般的な経緯台よりは少ないですが、実用上十分な機能があるので、便利に使えます。「こんな微動なら無いほうが」とおっしゃる方はいないはずです。

頑丈な「菊座」でアームの角度を変える画期的な構造

粗動、微動という基本機能に加えて、その使いやすさを後押しするのが 、直径54mmの菊座です。菊の形に似ていることから菊座と呼ばれるこの仕組みは、様々な工業製品に使われています。しかし恐らく、これだけ大きな菊座が望遠鏡の架台に採用されたのは初めてではないでしょうか?

この二つの菊座をあわせ、「アーム固定ノブ」を締めて、上下アームと水平アームを接続します。その際に、上下アームの角度を10度単位で調整し、一本のノブで全くガタつくことなく固定できるのが、この菊座のメリットです。

上下アームを90度にセット

鏡筒を水平方向に向けたいときは上下アームを90度にセットし、鏡筒を垂直方向に向けたいときは、上下アームを30~50度くらいにセットすることができます。収納や持ち運びの際には-90度にセットするとアームが邪魔になりません。

上下アームを40度にセット
収納や持ち運びの際には、上下アームを-90度にセット

ゼロのような片持ちフォーク型の経緯台に鏡筒を載せる場合、中でも特に、反射式の望遠鏡を載せるケースを考えてみましょう。重さはそれほど問題なくても、鏡筒の太さが問題になるのではないでしょうか。

例えば、ケンコーさんのSE150を載せる場合、鏡筒の外径は180mmほどあります。ゼロに載せてみると下の写真のような感じです。(三脚はオプションでご購入いただける「強化三脚」です。) アームは40度にセットしました。

すると、鏡筒の上下方向は18度~78度まで動かすことができます。18度よりも下に向けようとすると、鏡筒がゼロの本体にぶつかってしまいます。逆に78度よりも上に向けようとすると、三脚の頭にぶつかってしまいます。

この角度範囲の中でも十分に天体観察は楽しめます。ただ、例えば惑星を観察する場合、特に水星や金星といった内惑星の場合は、低い位置に望遠鏡を向ける必要があります。また、高くは上がらないカノープスのような星を見てみたいというケースもあるでしょう。

そんなときに、ゼロならアームの角度を変えて対応することができます。アームを90度にセットしたのが下の写真です。

アームを90度にすれば、鏡筒を余裕を持って水平方向に向けることができます。野鳥撮影用のジンバル雲台としても使いやすいです。

一方、これは三脚のバランスが崩れるのであまりお勧めできませんが、アームを20度にセットすれば、鏡筒を90度(天頂)に向けることも可能です。

経緯台で望遠鏡を天頂に向けることに関しては、そもそも天頂に向けたところで方位を変える事ができないので、あまり意味があるとは思えない、という声もあります。どうしても必要という方は自己責任でお願いします。

2、サイズと重量で感じる、コンパクトさと頑丈さ

1.4kgの小型軽量でも搭載可能重量は7kg超

ゼロの頑丈さは、優れた軸の構造と高度に計算されたアームの形状によって裏付けられています。本体1.4kgの軽量、写真の通りのコンパクトさにもかかわらず、搭載可能重量は約7kg。一般的な10cmの屈折鏡筒なら余裕を持って載せられます。

ペットボトルと比較するとサイズが伝わるでしょうか?
収納時は折りたたむことができます

搭載可能重量に関してはメーカーによって表現にバラツキがあり、A社の「搭載可能重量5kg」とB社の「搭載可能重量5kg」では、強度が異なるというのが現状ですから、単純な比較は難しいです。

そこで、このZEROに関しては、こちらで動作を確認したものに関して、どのような鏡筒を載せることができたのか、今後、レポートしていきたいと考えています。

例えば、下写真のケンコーさんのSE120L(口径120mm、焦点距離1000mm、天頂ミラー接眼レンズ込みで6kg弱)を乗せた場合、動きは滑らかで、振動の収まりも非常に早く、まだ余裕を感じるほどです。

口径120mm 焦点距離1000mmを載せるには華奢に見えますが、強度は十分です

上の写真では、ビクセンさんのAPP-TL130三脚に載せて使用しています(接続にはアダプタが必要です)。架台が丈夫でも、三脚が弱いと振動はおさまりませんから、口径100mm以上の鏡筒を載せるなら、少なくともこれくらいの三脚に載せたいところです。

重さで言えば、だいたい7~8kg超くらいのところに限界がありそうです。例えば上の写真では、Founder opticsさん の FOT104を載せています。これは、鏡筒接眼レンズ天頂ミラー等を含めて8kg弱の重さですが、問題なく動作しています。(これは各地の星祭でデモをしましたので、記憶にある方も多いのでは?)

一方で、高橋製作所さんのTSA120は全部込みで7kg強と、重さで言えばFOT104より軽いのですが、載せてみたところ使用感が悪く、おすすめできない感じでした。まず鏡筒が長いこと、そしてその長い筒の前方に、三枚構成の重い対物レンズがついていることが理由かもしれません。

菊座は収納時のコンパクトさにも貢献

もちろん、できるだけ重く大きな鏡筒を載せられるのは大切なことです。しかし、手軽さが犠牲になってしまうのは、スコープテックらしくないと考えました。

上でもご紹介しました、ゼロのコンパクトさと軽量さは、収納や持ち運びの際に助かります。

それに加えて、さらにその利便性を後押しするのが 、上で登場した菊座です。菊座によって上下アームの角度を10度刻みで変えられるので、移動や収納の際には下写真のようにアームをぐるりと回して三脚の側に持って行くことができます。この機能、公共交通機関での移動時や、自動車や倉庫への収納時には重宝します。

アームを三脚側に向けると、持って歩くときにも邪魔になりません

架台を小さくまとめて、収納や持ち運びができる

この菊座を完全にはずしてしまえば、上下アームと水平アームがバラバラになります。菊座固定ノブのネジは3/8インチネジです。水平アーム側にも、三脚に固定するための3/8インチネジがあります。それを使って、下の写真のように二つにまとめてネジで留めることができるので、収納や移動の際にとても便利です。

3、構造で納得する、コンパクトさと頑丈さ

CADを使った構造解析でアームの強度を追求

アームは、航空機や車両開発の現場でも使われる最新のCADによって理想的な形状に設計し、軽量化と剛性を高いレベルで両立させました。(このクラスの架台でこれだけの構造解析をしたものは珍しいと自負しています。)

無駄な肉をそぎ落とし、1.4kg台まで軽量化しながら、7kg超の重い鏡筒を載せるための十分な強度があります。ただ重いものを載せられるというだけでなく、振動の収束も極めて早いです。

3DCADによって計算・視覚化されたアームの強度

軸の動きを滑らかにするフリクションリングとベアリング

鏡筒を横から持つタイプの架台では、鏡筒の重さによって生まれる「軸を曲げる方向に働く力」の影響が深刻です。この力は軸そのものに大きな負担をかけ、動きに悪影響を与え、最悪の場合、軸を歪めて壊してしまうことさえあります。

この問題に対する一番シンプルな解決方法は、軸を太くすることかもしれません。しかしそれでは、架台自体が大きく重い物になってしまいます。

ゼロは軸の太さではなく「構造」で、この問題を解決しました。

ゼロは、下の図のように「フリクション調整ノブ」を締めることで、軸を矢印方向に引っ張り、「アリミゾ台座」を「アーム」に引きつける構造を採用しています。

アリミゾ台座は、フリクションリングを挟んで、アームによって広く支えられているので、「軸を曲げる方向に働く力」の負担は、軸そのものからアームに分散されます。

フリクションリングは、素材や厚み、大きさ、グリース(機械油)との相性などを考えて、多くの選択肢から最適なものを選びました。これのお陰でノブをある程度締めても軸は滑らかに動きます。また、使い方にあわせて微妙に変化させたい軸の動きの滑らかさを、イメージどおりに調整することができます。

調整ノブとアームの間にボールベアリングを挟んだので、調整ノブはスムーズに回転します。軸の動きの滑らかさを繊細に調整できるだけでなく、鏡筒の方向を急に動かしても、締めた調整ノブが緩んでしまうことがありません。

4、汎用性の高さ

一般的なカメラネジに対応

様々な三脚に合わせられるように、ゼロの座面中央には3/8インチのカメラネジ穴があります。安価に市販されている1/4インチアダプタを使えば、1/4インチネジの三脚を使うこともできます。

この1/4インチアダプタですが、小さい部品なので失くしてしまいがちです。開発の際に、これを使わないときに入れておくところがほしいというご意見を頂きました。ゼロの座面には、中央の3/8インチネジのとなりにもう一つ3/8インチネジ穴があり、使わないときに1/4インチアダプタを入れておくことができます。

アダプタで、60mm、45mmの三脚に対応

別売りではありますが、現在、天体望遠鏡の架台としては一般的な規格となっている、60mmと45mmのアダプタもご用意しておりますので、新旧のビクセンさんの三脚や、スカイウォッチャーさんの三脚にも合わせることができます。

左が45mm用 右が60mm用 それぞれ中央にM10のネジ穴 両脇にM8用の通し穴

アダプタは2本のネジでとめるため、座面の回転によってゆるむことがありません。

M8ボルト2本で、座面に45mm用アダプタを固定
M8ボルト2本で、座面に60mm用アダプタを固定

スコープテックでも、ゼロに適した二種類の三脚をご用意いたしました。一つはモバイル性を重視した、ケンコーさんの軽量三脚。もう一つは口径10cm以上の鏡筒を載せるために、頑丈さを重視した三脚(2020年3月時点で未入荷のため、まだ販売できません。ご迷惑をおかけしております)。こちらは一段目に38.1mm、二段目に25.4mmのアルミパイプを使った、通常は赤道儀に使われる中国製三脚です。

赤道儀用の三脚には、青矢印部分に突起がある。実際販売されるものはブラックの予定。

赤道儀用の三脚には架台を固定する面に突起があります。60mm用アダプタは、これをちょうどよけられる、ギリギリの太さに作られています。このアダプタはスカイウォッチャーさんの三脚や、ビクセンさんの旧型の三脚にも使えることを目指して作りました(ビクセンさんの旧HAL110三脚には問題なくつけられました)。

万が一この突起をよけられない場合には、返品に応じますので、着払便にてご返送ください。その際に、三脚のメーカーや種類をお伝えいただけると非常に助かります。こちらのウェブサイトでその情報を共有して、購入をご検討中の他のお客様方にもお知らせいたします。

残念ながら旧HAL130三脚は、スコープテックのアダプタでは対応することができませんでした。現行のHAL130、新旧のHAL110三脚は問題なく使用できます。

下写真のように、アダプタは突起をよけることができたのですが、ゼロ本体の方位を変えようとすると、水平アームが突起に干渉してしまうことがわかりました。

今後、2ロット目のアダプタを作る際に、なんらか改善策を考えますが、今のところは、ビクセンさんの「雲台アダプター ホワイト(3943-02)」を、1/4-3/8アダプタと併用してお使いいただくのがよいかと思います。

6mm径の微動軸にお好みの長さのハンドルを

ZEROには微動装置につける、ハンドルが付属しません。微動軸はスコープテックのアトラスシリーズや、ビクセンさんのポルタ等で使われている、6mm径ですから、お手持ちのものや、弊社で取り扱っているお好みのハンドルをつけてお使いください。

M8-35mm と M6-35mm

上下アームにはビクセン規格のアリミゾが付いているので、アリガタプレートが付いている鏡筒なら、そのままつけることができます。

M8ネジを2つはずしてアリミゾをはずすと、座面と同じ部品が現れます。部品の共通化でコストを下げるため、座面同様の3/8インチネジが二つありますが、これは特に使い道を想定していません。

大事なのはM8とM6の二つずつのネジ穴で、どちらも、最も汎用的な35mm間隔です。高橋製作所さんの鏡筒バンドを直接つけられるほか、このM8もしくはM6に対応するアリミゾは、各社から多くの種類が販売されています。一般的なビクセン規格以外にも、アルカスイスやロスマンディなど、様々な規格がありますので、用途に合わせてお使いいただけます。

5、ゼロ解説動画

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