皆既月食(5月26日(水)宵)

星空情報臨時版です。
5月26日(水)宵、東の低空で皆既月食(かいきげっしょく)が起こります。

5月26日は今年一番大きく見える満月、いわゆる「スーパームーン」ですが、ちょうどその時に皆既月食となります。
タイムテーブルは下記の通りです。

・欠け始め(部分食の開始):18時44分
・皆既始まり:20時09分
 皆既時間(月が地球の影に全て隠れた状態)約19分間
 食の最大:20時18分
・皆既終わり:20時28分
・欠け終わり(部分食の終了):21時53分

全ての経過が非常に見やすい時間帯に起きること、また今回は皆既時間もいつもよりも短くて見やすいため、ぜひ眺めてほしい天文現象です。

月が欠け始める18時44分には、まだ月が地平線上に上っていないところもあります。
また月の位置が低いので東南東~南東の方向が開けて低空まで見える場所で見ると良いです(東京では皆既始まりの時点で地平線からの高さ14度くらいです)。
自分が見る場所で月が何時に昇るか、月の昇る方向が開けて低空まで見えるかをあらかじめ調べておきましょう。
お住まい近くの公共天文台・科学館・プラネタリウム・望遠鏡販売専門店等のwebサイトで「ここからはこう見える」と紹介記事が出ているところもありますので、参考にしてください。
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参考リンク:月食各地予報(国立天文台・暦計算室)
・左帯上の「計算地点」プルダウンメニューから近くの都市を選ぶ
・またはその下の「指定方法」プルダウンメニューから「Google Mapsで選ぶ」を選び「変更」をクリック、表示されたGoogle Mapsを拡大・検索して自分のいる場所を選ぶ

観測地点を選んだら、左帯「計算内容」から「指定地点の予報をする」Goボタンをクリックすると、上の表の上から3番目の列が「月の出」の項目です。
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☆皆既中の月の明るさと色合い
皆既食の間、月の明るさと色合いがどう見えるか注目です。
「赤銅色」と言われますが毎回変わるので確かめてみてください。
参考リンク:皆既月食どんな色?(国立天文台)
※2007年8月の月食のページですが、非常にわかりやすく載っています。

☆コリメート撮影について
欠けていく途中や皆既中の月を大きく撮りたい場合、
ラプトル・アトラスといった小型望遠鏡ならiPhoneやスマホ、コンパクトデジカメを接眼レンズに当てて撮る「コリメート撮影」が手軽で拡大して撮影できます。
※デジタル一眼カメラでの撮影は「参考リンク集」各webサイトを参考にして下さい。

2018年1月31日の皆既月食。ラプトル60+K20mm+Nikon Coolpix P340でコリメート撮影。
オートフォーカスが迷ってピントが合わず(撮影:今村)

注意点として、皆既中の月はかなり暗くなる可能性があり、その場合カメラのピント(オートフォーカス)が迷ってなかなか合わないことがあります。

もしお使いのスマホカメラのピントが暗い対象で迷うことがあらかじめわかっているなら、カメラのマニュアル操作が可能なアプリ等を入れ、マニュアル操作でピントや露出を試してみてください。

☆スケッチも有効
人間の眼は暗闇に慣れるまで約20分かかりますが、皆既中の色は意外とわかります。
色鉛筆を使って肉眼でどんな色に見えたかをスケッチするのも良い方法です。
国立天文台webサイトでスケッチ用紙をダウンロードできます。

皆既月食スケッチ用紙(国立天文台)

スケッチした後、先述の「皆既月食どんな色?(国立天文台)」を見てどの色になったかを比べてみると良いでしょう。

☆参考リンク集:
皆既月食がなぜ起きるか等の説明全般や撮影方法、また月食ライブ中継等についてのリンクを下記にご紹介しますので、参考にしてください。

1:皆既月食の説明全般

・皆既月食(2021年5月)(国立天文台)

・2021年5月26日夕方~宵 皆既月食(アストロアーツ)

・2021年5月26日は皆既月食を見よう(Youtube国立天文台チャンネル)

・「5.26皆既月食ライブリレー」を開催します。(天文リフレクションズ)
※参加は5/15ですでに締め切られました。

・<5.26 スーパー皆既月食、いよいよ!>さくっと知りたい人向け〜現時点での情報をまとめました〜
(成澤広幸さんYoutubeチャンネル)

2:皆既月食の撮影について

・2021年5月26日はスーパー皆既月食!今から準備をしておこう!
(成澤広幸さんYoutubeチャンネル)

・2021年5月26日 皆既月食(ステラナビゲーターで撮影のシミュレーション)(Youtubeアストロアーツチャンネル)

・天体写真のトリセツ 1/31(水)の晩は皆既月食!
※2018年1月31日の月食の記事ですが「皆既月食を撮影してみよう!」に撮影のコツと露出時間早見表が載っています。
(天文リフレクションズ)

3:日本各地での月食の見え方、月食ライブ中継予定

・5.26皆既月食ライブリレー【サイトロンジャパン×天リフ共催】
(Youtubeサイトロンジャパンチャンネル)

※弊社今村も参加予定です。

・5.26皆既月食・全国ライブ中継一覧(天文リフレクションズ)
※日本各地の天文台・科学館・プラネタリウム、望遠鏡メーカー・望遠鏡販売店、個人等で行われる月食ライブ中継のリンクが揃っています。

・2021年5月26日の皆既月食観測キャンペーン(日本公開天文台協会)
※日本各地の公開天文台で行われる月食ライブへのリンクが掲載されています。

・赤く染まる月を見上げて-スーパー皆既月食-(天文ハウスTOMITAブログ(福岡県))