☆ ごあいさつ
皆様、こんにちは。
寒い日が続きますが、2月3日は節分、翌4日は立春です。春までもう少しの辛抱です。
節分と言えば、私は昔職場で豆まきをやったときは、カラ付きのピーナツを撒きました。これなら落ちた豆も食べられ、食品ロスを防げるというわけです。いくつかのカラにマジックで印を付けておいて、それをゲットした人には特別なプレゼントが当たるようしたら、大うけでした。町内会や子ども会などで豆まきををする際は、試してみてはいかがでしょう。
それでは、2月の星空情報をお届けいたします。

★2月の夜空
2月ともなると、冬の王者オリオンが中天高く上がってきます。でも不思議なことにオリオン座は、上りつつあるとき(あるいは下りつつあるとき)の方が大きく雄大に見えます。まあこれは目の錯覚というやつで、べつにオリオン座が冬の寒さに縮み上がって小さくなるわけではありません。
このところときどき暗くなるベテルギウスは、今年はどうでしょう?気が抜けません。
南の空低い所にはカノープスがいます。南が開けた、つまり地平線近くまで見られる場所に行かれるときは、ぜひカノープスにチャレンジしてください。
東の空には北斗七星が立ち上がってきました。春は東の空からやってくる。そんなことを感じる2月です。
★ミラが明るくなっています。
くじら座のミラは332日周期でひじょうにワイドな範囲で変光するため、太古より「不思議なもの」と呼ばれ気味悪がられてきました。通常は10.1等という、小口径の望遠鏡では確認できない暗い星ですが、極大のときは2等まで増光し、肉眼でも見られます。
今回の極大は2月1日と言われていますが、この記事を書いている1月下旬時点では、2等級弱にまで増光していて、都会地でなんとか、空のよい所ではバッチリ眼視可能となっています。
ミラは、徐々に明るくなり、また徐々に減光していきますので、かなり長い期間明るい姿を見られます。最初は肉眼や双眼鏡で確認し、暗くなってきたら望遠鏡で見るのがよいでしょう。現在ミラは夕方の西空ですので、最後まで(見えなくなるまで)追いかけるのは難しいですが、できるだけ楽しんでみてはいかがでしょうか。

参考リンク:
・ミラ(恒星)(wikipedia)https://w.wiki/4G2v
・ミラ型変光星(wikipedia)https://w.wiki/CsXg
★これは美しい!「冬のアルビレオ」
冬のきれいな二重星と言うと、これをお奨めしないわけにはいきません。
それはおおいぬ座の145番(h3945)。
誰が呼んだか「冬のアルビレオ」。
主星が赤い4.8等、伴星がブルーの6.5等です。ちょっと暗めですが、色が深く濃く、私は本家アルビレオより美しいと思っています。
探し方はおおいぬ座の“タテ長でいびつな蝶ネクタイ”の結び目の直線を東側に1.5倍ていど伸ばすと、そこにあります。南に低いので、なるべく南が開けた場所でご覧ください。

★木星とポルックスの間を月が通過(27日)
27日の夜半前から翌未明にかけて、今月も月が木星とポルックスの間を通過します。月齢9.6でやや月がまぶしいですが、ふたご座界隈の明るい星の間を月がゆったりと移動していくようすは、なかなか面白いものです。
ほぼ夜通しかかる現象ですので、ゆったりと構えて、休み休み楽しむのがよいでしょう。
参考リンク:
・ふたご座(wikipedia)https://w.wiki/3Mrk
・ポルックス(恒星)(wikipedia)https://w.wiki/HZNc
・木星(wikipedia)https://w.wiki/434p
★28日、3惑星が西空に集結(でも見ずらい)
今月末は、夕方の西の低空で水星、金星、木星が接近します。しかし、ひじょうに低空の上、太陽の明るさがまだ相当残っているため、たいへん見ずらい現象です。
ご覧になるなら、28日夕方の18時頃がいちばんよいです。と言うのは、27日だと金星が低く、翌3月1日になると、今度は水星が低くなってしまうからです。ですので、この3惑星接近を見るのは28日一択でしょう。観望に当たっては、何より西の空が開けた場所を確保してください。

★今月の惑星
・水星:2月20日に東方最大離角となり、前後数日ていどは、夕方の西の低空に見られます。
・金星:夕方の西のごく低空にあります。
・火星:1月10日に合になった直後で、太陽に近すぎて、ほとんど見られません。
・木星:ふたご座で煌々と輝いています。最高の観望チャンスです。
・土星:夕方南西の低空にあります。沈むのがだいぶ早くなりましたが、まだ見られます。
・天王星:おうし座にあります。
参考リンク:
・太陽系天体の出入りと南中(国立天文台)
https://eco.mtk.nao.ac.jp/cgi-bin/koyomi/cande/riseset.cgi
★今月の月
2026年2月は、2日が満月、下弦が9日、17日が新月、24日が上弦となります。
<月に近づく天体>
1日(日)プレセペ星団(かに座)。一部の星を食するが、満月に近いため見ずらい
3日(月)しし座ρ(ロー)(3.8等)の食。東京での潜入22時43分、出現23時44分
7日(土)未明、スピカ(おとめ座)
11日(水)未明、アンタレス(さそり座)
20日(金)夕方、土星
24日(火)プレアデス星団(おうし座)
25日(水)エルナト(おうし座β)
27日(金)木星とポルックス(ふたご座)の間を月が通過
参考リンク:
・今日のこよみ(国立天文台):月の欠け具合、月の出、南中、月の入の時刻がわかります。
https://eco.mtk.nao.ac.jp/cgi-bin/koyomi/sunmoon.cgi
☆彡 (予告)3月3日は皆既月食
3月3日(火)は皆既月食があります。前回(2025年9月8日)の皆既月食は、夜半過ぎの観測しずらい時間帯でしたが、今回は下記のとおり、夕方から夜半前というひじょうにつごうのよい時間帯で月食が起きます。たぶん今年いちばんのどなたでも楽しめる面白い現象でしょう。
3月の星空情報で詳しくご案内する予定ですが、月始めの現象なので、あらかじめお知らせします。
<各現象の時刻>
東京の月の出 17時27分
部分食始まり 18時50分
皆既食始まり 20時04分
皆既食の最大 20時34分
皆既食終わり 21時03分
部分食終わり 22時18分







