レンズにもカビが生えます。 正しい双眼鏡の保管方法、望遠鏡の保管方法を伝授しましょう。
双眼鏡を使わない時、どのようにして保管しますか。 絶対やってはいけない事「双眼鏡の付属のケースに入れて保管する」 これは最もやってはいけない保管方法です。 レンズにカビが生えてしまいます。 ケースの内張は、布製ですので、湿気を呼び込みカビの生育に最適な環境になってしまうのです。 こうなるとメーカーで修理になります。
レンズやプリズムに生えるカビは、普通のカビとは違い、なんとレンズのガラスの表面を浸食します。 軽微なうちは、拭けばとれてしまいますが、放っておくと元に戻らなくなってしまいます。
どうやって保管するか。レンズの表面や双眼鏡を綺麗に掃除した上で、 乾燥剤を入れたビニール袋に入れ密封、その上でケースに入れて保管する。
これが正しい保管の方法です。
望遠鏡はビニール袋には入りません。乾燥剤を対物レンズキャップの裏に固定し保管してください。 またホコリは湿気を呼び込みますからいつもブロアーでホコリを払って綺麗にしてください。
接眼レンズは、使ったらのぞく側のレンズのホコリをブロアーで吹き飛ばし、 まつげの油がついていたら、クリーナーを染み込ませたクリーニングペーパーでさっと軽く拭って、 タッパーなどの密閉容器に乾燥剤をいれてしまいます。
万が一カビを発見したら、直ぐに連絡してください。軽症なうちに対処しましょう。