2020年9月の星空情報

まず、弊社のお休みについてお知らせいたします。

弊社は9/20~9/29までお休みをいただきます。お休み中はフリーダイヤルでのお問合せもお休みとなります。メールでのお問合せについても9/30以降のご返事となります。悪しからずご容赦ください。

今年9月は木星と土星のベストシーズンに加えて、
10月上旬に地球と準大接近する火星に注目です。

☆望遠鏡・双眼鏡におすすめの天文現象
・徐々に大きく見えてきた火星(10月6日の準大接近に向けて)
・木星と土星の見頃が続く(12月21日の超大接近に向けて、2惑星はじわじわ近づいていきます)
・6日深夜~7日夜明け前、東~南の空で月と火星が接近
・14日の夜明け前(午前3時頃)東の空で細い月と金星が接近
・21日夜、くじら座の変光星ミラが今年一番明るくなる
・25日夜、月と木星が接近

まずお勧めは火星。
火星は軌道の関係で2年2か月ごとに地球と近づきます。接近する距離は毎回異なりますが、今回の接近(6210万km)よりも火星が近づいて大きく見えるのは2035年9月11日(5690万km)になります。

今回の準大接近は、2018年の大接近と比べて倍くらい高い位置で非常に条件良く見えるので、2018年よりも表面の模様などが見やすくなると言われています。9月のうちから見ておくことをお勧めします。
また、火星がなるべく高い位置になってから見た方が空気の揺らぎの影響が少なくなるので良いのですが、小学校低学年以下のお子さんには無理の無い時間で見せてあげてください。

火星は9月上旬の22時過ぎに東の方角、地平線からの高度が20度位の位置に見えます。
下旬になると上旬より1時間半も早く、20時30分頃には上旬の22時とほぼ同じ位置に見えるようになります。

9月5日・15日・25日の22時、東京から火星の見える方角と高さ

見える大きさは、9月上旬で金星と同じくらい。最接近の10月6日でもうちょっと大きくなって木星の半分くらいの大きさに見えます。
ラプトルやアトラス等の小型の望遠鏡でも、空気のゆらぎの条件が良ければ、火星の極にある氷の部分(極冠)や火星表面の赤茶と黒の模様を見られるかもしれません。

また6日深夜~7日夜明け前、東~南の空で月が火星に近づきます。
月の少し右側で明るさと赤さを増す火星を見つけるチャンスです。
直前に臨時版で図版も入れて、公式Facebook・Twitterでも改めてお知らせする予定です。

下記に火星関連の参考webページをご紹介します。

火星(アストロアーツ)
火星最接近2020(国立天文台)
2020年9月6日 月と火星が接近(アストロアーツ)
月が火星に接近(2020年9月)(国立天文台)

☆火星以外のお勧めについて

木星と土星が、南~南西方向の空で宵の頃に見やすくなっています。
夜19時30分頃には南の方角、地平線からの高度30度程度に見えています。
9月末になると、夜22時頃には南西、高度20度以下の低空に見えます。

25日夜には月が木星の近くにいるので、月を目印に木星と土星を見つけやすいです。

2020年9月25日19時30分、東京から見た南南西方向の空

14日の夜明け前、東の低空で細い月と金星が近づきます。
5~6倍の双眼鏡ならひとつの視野で月と金星を同時に見られます。

惑星以外のお勧めとして、9月下旬~10月下旬にかけて「くじら座」の変光星「ミラ」が極大光度になって明るく見えます。
約332日の周期で明るさが2等から10等に大きく変わるので、今なら見やすいというわけです。
21日頃、夜22時過ぎには東南東の方角、火星の下側ゲンコツ縦1個分ほど下に見えます。

2020年9月21日22頃、東京から見た東方向の空。火星とミラの位置関係

下記に参考になるwebページをご紹介します。

月が木星、土星に接近(2020年9月)(国立天文台)
2020年9月下旬 くじら座o星ミラが極大のころ(アストロアーツ)

☆望遠鏡・双眼鏡を使わずに楽しめる天文現象

望遠鏡・双眼鏡でお勧めした月と惑星の接近も肉眼で楽しめます。
また、接近中の火星は望遠鏡や双眼鏡を使わなくても「あんなところに赤い星ってあったっけ?」と見て気づくくらい明るくなりつつあります。

2020年9月15日21時、東京から見た南方向の空

☆8月の惑星
・金星:夜明け前の東の空で「明けの明星」としてとても明るく見えています。
    明るさはマイナス4.2等~マイナス4.1等です。

・火星:深夜から夜明け前、南東~南方向の空に見えます。
    明るさはマイナス1.8等~マイナス2.5等です。

・木星と土星:南~南西方向の空に見えます。
       木星は明るさマイナス2.5等、土星は明るさ0.3等~0.5等です。

☆2020年9月の月齢と主な天文現象

2日 満月(日没時に東の地平線からのぼってきます。)

6日深夜~7日夜明け前 東~南の空で、月と火星が近づきます。

10日 下弦の半月 深夜に東の地平線から上ってきます。
   観測のおすすめ時間帯は午前2時くらいから。

14日 夜明け前の東の空で細い月と金星が近づきます。

17日 新月(月が太陽方向にあり観測出来ない)。

21日 くじら座の変光星ミラが今年一番明るくなります。

24日 上弦の半月 日没の時に南中(南の空で一番高い位置に来ます)
   月の観測のおすすめ時間帯は日没から夜9時位まで。
    地平線に近くならないうちに見ましょう。

25日 南東~南南西の空で、月と木星が近づきます。

☆9月の星空観望会の中止について

9月に予定しておりました田奈星空観望会は、新型コロナウイルス肺炎の国内での市中感染の状況判断により、中止となります。
今後の開催の可否は、国内の感染状況を見て後日お知らせいたします。
楽しみにされていた方には、大変申し訳ありませんが、あしからずご了承ください。