2021年11月の星空情報

11月は19日夕方~宵にかけての部分月食(ほぼ皆既月食!)に注目です!
月と金星にも注目の現象アリです!

☆おすすめの天文現象

★8日:月と金星の大接近(昼間に金星食)
8日の昼間13時40分過ぎから14時50分頃にかけて、金星が月に隠される「金星食」が起こります(中国・四国地方から東の範囲で見える)。
そのため夕方には日本全国の南西の低空で細い月と金星が非常に近づいて見えます。

昼間の「金星食」は肉眼では見るのが難しい現象ですが、細い月を見つけることができれば望遠鏡や双眼鏡で見ることができます。しかし、昼は太陽が出ているので望遠鏡や双眼鏡を誤って太陽に向けることの無いようくれぐれも注意が必要です。

「金星食」が見える地域は九州と中国・四国地方の境付近から東の範囲で、見える時間はそれぞれ異なるため、あらかじめ国立天文台や各地の科学館・プラネタリウムのwebサイト等で確認するとよいでしょう。

参考リンク:
・昼間の金星食と、月と金星の接近(2021年11月)(国立天文台)
・金星食/細い月と金星が大接近(アストロアーツ)

★10日~12日:土星と木星

土星と木星は日の入り直後に南の空に見えていますが、沈む時間が徐々に早くなり、観望シーズンの終わりが近づきます。日の入りから20時前までが観望のチャンスです。

月末には土星が20時頃、木星が21時過ぎに地平線からの高度が10度を切るようになり、大気の揺らぎの影響を受けて見づらくなります。

10日~12日夜、月が土星・木星の近くを通ります。
10日は土星の下に、11~12日は木星の下に月が見えるので、月を目印に土星・木星を見つけるチャンスです。

参考リンク:
・土星(アストロアーツ)
・木星とガリレオ衛星(アストロアーツ)

★19日夕方:部分月食
今回の部分月食は、ほぼ皆既月食と言えるほど深く欠けます。
また山形~福島を結ぶ線を境に、
・北の地域では月の出直後の月食開始~終了まで見られます。
・南・西の地域では月がすでに欠けた状態で地平線から昇る「月出帯食(げつしゅつたいしょく)」となります。

月食の始まる時間が早いので、最大食の時でも月の高さは地平線から20度以下の低空です(西へ行くほど最大食の時の高度が低い)。月の昇る東北東~東の方向が開けているところで見ると良いでしょう。

部分月食の開始・最大食・終了の時間は日本全国で同時です。

・部分食の開始:16時18分
・食の最大:18時2分
・部分食の終了:19時47分

月の出の時間は各地で異なります。主な都市の月の出時刻は下記の通りです。

札幌 16時03.0分
仙台 16時17.1分
東京 16時27.6分
京都 16時45.3分
福岡 17時10.2分
那覇 17時35.6分
※参考:国立天文台・暦計算室

また自分の見る場所の月の出の時間を国立天文台や各地の科学館・プラネタリウムのwebサイト、下記の各種情報であらかじめ調べておくと良いでしょう。

・月食各地予報(国立天文台・暦計算室)

・月の出&月の入り時刻(ウェザーニュース)

・パソコンのプラネタリウムソフト(近くの都市を選ぶ、または緯度経度を設定して調べる)

部分月食についての参考リンク:
・11月19日は部分月食(2021年11月)(国立天文台)

・部分月食_最大食分0.97「ほぼ皆既」月食(アストロアーツ)

☆11月の惑星

・金星:日没後の南西の空に見えています。
    明るさはマイナス4.4等~マイナス4.7等です。

・土星:南~南西の空に見えます。明るさは0.6等~0.7等です。

・木星:南の空に見えます。明るさはマイナス2.5等~マイナス2.3等です。

☆2021年11月の月齢と主な天文現象

5日 新月(月が太陽方向にあり観測出来ない)。

8日 昼に金星が月に隠される金星食が起こります。
   午後1時30分過ぎから午後3時頃
   ※中国・四国地方から東で見られ、九州では観測できない

11日 上弦の半月 日没の時に南中(南の空で一番高い位置に来ます)
   月の観測のおすすめ時間帯は日没から夜9時位まで。地平線に近くならないうちに見ましょう。

10日 南南東~南の空で月と土星が近づきます。

11~12日 南東~南の空で月と木星が近づきます。

18日 しし座流星群が活動のピーク、満月の前日で月が夜空を一晩中明るく照らすため、条件は悪いです。

19日 部分月食(食分0.97でほぼ皆既月食と言えるほどの食)
   満月(日没時に東の地平線からのぼってきます。)

27日 下弦の半月 深夜に東の地平線から上ってきます。観測のおすすめ時間帯は午前2時くらいから。

☆日の出光学webサイトのコラムにて「双眼鏡で星を見る(夏・秋編)」を掲載しました! 夏・秋の主な星雲星団の双眼鏡での見え方が図版で載っていますので、ぜひご活用ください。

双眼鏡で星を見る(夏・秋編)日の出光学webサイト・コラム
https://bino.hinode-opt.jp/column/hoshimi2.html

☆田奈星空観望会は、新型コロナウイルスの国内での市中感染の状況判断により、
今月もまだ中止となります。
今後の開催の可否は、国内の感染状況を見て後日お知らせいたします。
楽しみにされていた方には、大変申し訳ありませんが、あしからずご了承ください。