23日夕方、西南西の低空で金星と土星が非常に近づきます。
土星は見頃がそろそろ終わりですが、23日夕方には土星のそばに非常に明るい金星が近づきます。


日没45分後(東京の日没が16時59分なので、17時44分頃)で西南西の方角・地平線からの高度約10度の位置、「宵の明星」で非常に明るい金星を見つければ、その右下に土星が見えます。ラプトル・アトラスのような小型望遠鏡なら、50倍以下の低倍率で同じ視野内に見えます。
また金星・土星の少し左下には月齢1.5の細い月も見えます。

しかしながら、10度以下の超低空になると大気の影響を大きく受けやすく、さらに冬の季節風の影響も加わるので
土星の環や月のクレーターは揺らいで見分けづらい可能性が高いです。
月・金星・土星を同時に見るなら、双眼鏡を活用すると良いでしょう。

参考リンク:
金星と土星の接近(2023年1月)(国立天文台)
2023年1月下旬 金星と土星が大接近(アストロアーツ)
2023年1月23日 細い月と金星、土星が接近(アストロアーツ)