4月はおすすめの天文現象がたくさんあります。
☆望遠鏡・双眼鏡におすすめの天文現象
・1日夜明け前に東の低空で火星と土星の接近
・4月上旬の宵、西の低空で金星と「すばる(M45プレアデス星団)」の接近(ピークは3日・4日)
・8日の満月は今年一番大きく見える(スーパームーン)
・15~17日、夜明け前の南東の空で月と木星・土星・火星が並ぶ
1日夜明け前、火星と土星が一番近づいて見えます。
先日の臨時版で詳しくお伝えしていますので、ここをクリックしてください。
4月上旬、宵の西の空で、金星と「すばる(M45プレアデス散開星団)」が近づきます。
最も近づいて見えるのは3日と4日ですが、望遠鏡の30倍の倍率なら「すばる」全体と金星をひとつの視野で見ることができるので両日ともお勧めです。35~40倍だと拡大された分、「すばる」がはみ出し気味なので、3日の方が見え方が良いでしょう。
双眼鏡なら視野が広いので、5×21程度(視野11度)なら3月28日頃からひとつの視野で見ることができます。
直前に臨時版で図版も入れて、公式Facebook・Twitterでも改めてお知らせする予定です。
8日の満月は今年一番大きく見える満月(スーパームーン)です。
望遠鏡で見ると、一番小さく見える時と比べて大きさの違いに気づけると思います。
※今年一番小さく見える満月は10月31日です。
参考になるページを下記にご紹介します。
・2020年4月上旬 火星と土星が大接近(アストロアーツ)
・2020年4月上旬 金星とプレアデス星団が大接近(アストロアーツ)
・地球に最も近い満月(国立天文台)
☆望遠鏡・双眼鏡を使わずに楽しめる天文現象
3月後半から夜明け前の南東の低空に見える火星と木星・土星の並びは、引き続き肉眼でもわかります。
火星が少しづつ動いていくのは2日置きくらいなら肉眼でもはっきりわかります。
上記でご紹介したページを参考にしてぜひ眺めて見てください。
22日、「4月こと座流星群」が活動のピークを迎えます。
ピーク時に全天で1時間に数個程度の予想と少ないです。
26日、日没後に西の空で細い月と金星が近づきます。
どちらも肉眼で十分わかりますし、最近のスマートフォンなら接近を撮ることができるかもしれません。
参考になるページを下記にご紹介します。
・月が木星、土星、火星に接近(国立天文台)
・2020年4月22日 4月こと座流星群が極大(アストロアーツ)
・月が金星に接近(国立天文台)
☆4月の惑星
・金星:日没後の、西~西北西の空に「宵の明星」としてとても明るく見えます。
明るさはマイナス4.4等~マイナス4.5等です。
25日に最大光度(マイナス4.5等)を迎えます。
・火星:夜明け前の空、南東方向の低空に見えます。
明るさは0.8等~0.4等です。
・木星と土星:中旬までは夜明け前、下旬は夜半過ぎ、南東~南方向の空に見えます。
木星は明るさマイナス2.1等~マイナス2.3等、
土星は明るさ0.7等~0.6等です。
夜半前の22時頃に見えるようになるのは、2020年7月以降です。
☆ 2020年4月の月齢と主な天文現象
1日 夜明け前、火星と土星が一番近づいて見えます。
上弦の半月 日没の時に南中(南の空で一番高い位置に来ます)
月の観測のおすすめ時間帯は日没から夜9時位まで。地平線に近くならないうちに見ましょう。
3日・4日 日没後に西の空で金星と「すばる(M45プレアデス散開星団)」が近づきます。
8日 満月(日没時に東の地平線からのぼってきます。)今年一番大きく見えます。
15日 下弦の半月 深夜に東の地平線から上ってきます。観測のおすすめ時間帯は午前2時くらいから。
15日~17日 日の出前の南東の低空で、月と火星・木星・土星が近づきます。
22日 「4月こと座流星群」が活動のピーク。
23日 新月(月が太陽方向にあり観測出来ない)。
26日 日没後に西の空で細い月と金星が近づきます。
28日 金星が最大光度(マイナス4.5等)。
☆4月の星空観望会の中止について
4月4日(土)に予定しておりました田奈星空観望会は、新型コロナウイルス肺炎の国内での市中感染の状況判断により、中止となります。
今後の開催の可否は、国内の感染状況を見て後日お知らせいたします。
楽しみにされていた方には、大変申し訳ありませんが、あしからずご了承ください。
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