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5月、26日に約3年ぶりの皆既月食です!
また上旬の月と土星・木星の接近、中旬には水星の東方最大離角にも注目です。
☆おすすめの天文現象
・月と土星・木星の接近
先月に続き4日と5日の深夜~夜明け前、月が土星と木星の近くを通ります。4日は月の上に土星、5日は月の左上に木星が見えるので、月を目印に土星と木星を見つけるチャンスです。 午前3時~4時頃の間が見頃です。
・みずがめ座η(エータ)流星群
4日~8日未明、みずがめ座η流星群が見頃です。出現のピークは6日午前11時頃なので、午前2時頃~午前4時前で1時間に全天で5~10個程度の出現と予測されています。下弦過ぎの月があるので、月以外の方向を向いて眺めてみてください。
・水星の東方最大離角
17日宵、西南西の低空で水星が太陽の左側に一番離れて見える位置にきます(東方最大離角)。
5日~26日は日没30分後の位置が10度前後でマイナス0.8等~1.7等と明るいので、今回は少し長い期間見やすくなります。
見える機会の少ない水星を見つけるチャンスです。
参考リンク:
・水星が東方最大離角(国立天文台)
・水星が東方最大離角(アストロアーツ)
・5月26日宵、皆既月食が起こります。
5月26日は月が今年一番大きく見える、いわゆる「スーパームーン」ですが、ちょうどその時に皆既月食となります。
18時44分から月が欠け始め、全て隠れるのが20時09分。皆既状態は20時28分まで約19分続き、それから徐々に月が明るさを取り戻して21時53分に欠け終わります。
全ての経過が非常に見やすい時間帯に起きるので、ぜひ眺めてほしい天文現象です。
皆既月食が近づいてから、改めて天文ニュース臨時版やツイッター・Facebook等でお知らせする予定です。
参考リンク:
・皆既月食(2021年5月)(国立天文台)
・【特集】皆既月食(アストロアーツ)
☆5月の惑星
・水星:中旬、日没後の西~西北西の低空に見えます。
明るさはマイナス0.8等~1.7等です。
・火星:日没後の西方向の位置に見えます。
明るさは1.6等~1.7等です。
・木星、土星:夜明け前の南東の空に見えます。
木星は明るさマイナス2.2等~マイナス2.4等、土星は0.7等~0.6等です。
・金星:日没後の西の超低空に見えるので、観察は難しいです。
☆2021年5月の月齢と主な天文現象
4日 下弦の半月 深夜に東の地平線から上ってきます。観測のおすすめ時間帯は午前2時くらいから。
6日 みずがめ座η(エータ)流星群が出現のピーク。
12日 新月(月が太陽方向にあり観測出来ない)。
13日・14日宵 西北西の低空で細い月と金星・水星が近づきます。
17日 水星が太陽の左側に一番離れて見える位置にきます(東方最大離角)。
20日 上弦の半月 日没の時に南中(南の空で一番高い位置に来ます)
月の観測のおすすめ時間帯は日没から夜9時位まで。地平線に近くならないうちに見ましょう。
26日 皆既月食(18時44分~21時53分にかけて)
満月(日没時に東の地平線からのぼってきます。)
☆田奈星空観望会は、新型コロナウイルスの国内での市中感染の状況判断により、中止となります。
今後の開催の可否は、国内の感染状況を見て後日お知らせいたします。
楽しみにされていた方には、大変申し訳ありませんが、あしからずご了承ください。