11月8日(火)の皆既月食の間に、月が天王星を隠す「天王星食」が起こります。
皆既月食中に惑星が隠されるのは非常に珍しいことです。
天王星は約6等星の明るさなので、双眼鏡や小型望遠鏡で見ることができます。
(肉眼では天の川が見えるような夜空でなければ見るのは難しいです)
目印になる星が無いと見つけることが難しい天王星ですが、今回は月食の最中に暗くなった月の近くで見つけやすい位置に見えることから、この機会にぜひ見つけてみてください!
天王星食のタイムテーブル(潜入時間・出現時間)は日本各地で異なります。月のどの位置に天王星が隠れ、また出てくるのかも異なります。下記国立天文台の図を参考にしてください。
あらかじめ下記参考リンクにて、自分の見る場所からは月のだいたいどの辺りに潜入・出現するのが見えるのかを確認しておくと良いでしょう。
・2022年11月8日宵 皆既月食 同時に起こる「天王星食」も注目!(アストロアーツ)
・2021-2022 今世紀最大の月食・惑星食キャンペーン(日本公開天文台協会(JAPOS))
もっと詳しく知りたい場合は下記リンク先(国立天文台・暦計算室)で調べることができます。
☆天王星食の時間と月のどの位置に隠れ、出現するかを調べる
・惑星食各地予報(国立天文台・暦計算室)
参考リンクは皆既月食と一緒に紹介されていることが非常に多いため、先日お知らせした下記の皆既月食の参考リンクもご覧ください。
ラプトル50(30倍・75倍)、ラプトル60(35倍・87.5倍)、アトラス60・アトラス80(40倍)のシミュレーション画像を下記に図示しますので、参考にしてください。
※アトラス60の64倍・133倍、アトラス80の111倍・166.5倍でももちろん見えますので、図を参考に視野に導き入れたらぜひ拡大して眺めてみてください。